一般人なりに社会について考えてみる。
結婚と出産を経て、社会に対する姿勢が変わった。
それまで全く気にしてこなかった行政や税金について、驚くほど気にするようになったのである。
婚姻届けのために戸籍を取り寄せるところから始まり、様々な書類を出したりもらったりするようになり、その都度サービスを受けたり義務を果たしたりしている。
予防接種をはじめとする医療に関することや子育て支援には大いに助けられるが、不意に届く税金の料金収納を見ると血の気が引く。
住民税や所得税などの最低限の生活にかかってくる税金だけでも、家計にはなかなかの打撃だ。
ではその分、行政サービスをしっかり活用できているだろうか。
欲しい行政サービスは実在するだろうか。
社会の中で生きていくには切っても切り離せない行政。そして法律。
昨今この国をざわつかせている憲法のことが気になると、政治にまで視野は広がってゆく。
これまで私は『政治や社会なんて所詮人が考えたもので、人のいるところにしかないものだから』とないがしろにして、全く見ようとも考えようともせずに自然科学にばかり目を向けてきた。
しかし今はそれを反省している。
自分は地球で活動するいち生命体であると同時に、社会に生きる人間だ。人として、日本国民として社会に生きる限り、政治も経済もとても大切なことなのだ。
今はこう考えて、これまで何も勉強してこなかった分、少しずつではあるが社会科目を勉強するようにしている。
勉強するようになれば、自ずと自分の考えも出てくる。
ここではそうして湧き出た自分の考えを書き留めていこうと思う。
まだ知識も浅いのでそれほど深い考察もできないかもしれないし、細心の注意を払っていても時に間違ったことを書いてしまうかもしれない。
けれどもそれを怖れず書いていくことに決めた。
自由に政治を考え語ることは日本国憲法の下で生きられる日本国民に許されたことであるし、一般人が真剣に考えていくことこそが民主主義の政治にとって一番大切なことだと思うからである。
この国にいきる者として、一般人だからこそ。
拙いながらも社会の一部であるいち日本国民として、この国のことを考えてみようと思う。